2017年12月01日

下顎前突症 その8

26歳 社会人女性 
患者さんの訴えは、前歯が”受け口”です。

治療前
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お口元の写真
やや受け口の骨格をしておられるようにお見受けします。
下の唇とオトガイが前に出て、下唇が上唇よりぶ厚く見えます。


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お口の中の写真 
上顎前歯の3本が内側に入り込んでいます。 
上顎の左側(むかって右側)の犬歯が上の方にあって強い違和感を与え
ています。


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上下の奥歯の咬合関係は、下顎奥歯が少し前に出ているようです。 また、
下顎には第三大臼歯(親知らず)が少しだけ顔をのぞかせています。
 

治療方針
こういうケースは、見た目以上に易しいので安心です。
下顎の左右の第三大臼歯(親知らず)2本を抜歯します。 下顎の歯列
全体を後方へ移動させます。同時に、内側に向いている上顎前歯3本を
前に出します。 方針はこのとおり、とても単純で明快なものです。
下顎前突症例は、この症例のように小臼歯を抜歯しない方針をとること
が多いです。


治療後
1年9ヶ月の動的治療を行いました。 

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お口元の写真 
上の唇が少し前に出て、下の唇が少しへこんでいます。 上下の唇の厚み
が均一になっているでしょう? 
受け口の印象が軽減されていると思います。

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お口の中の写真
上顎前歯3本は前に出て正常な関係が得られました。
上顎の左側(むかって右側)の犬歯も、良い位置に移動しています。
機能も十分達成できています。
奥歯の上下のかみ合わせは、1対2歯に咬みこみ良好な状態です。


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評価
先にも述べましたように、下顎前突症例は小臼歯を抜歯しない方針を
とることが多いです。 これは下顎前突は、下顎が前に出ると同時に
大きな歯列をしているので、叢生(歯のデコボコ)が生じにくいのです。
一方、これとは逆に下顎前突症例は上顎が小さくて、叢生(歯のでこぼこ)
が生じることが多いです。 
 治療方針として考え方は、
1.小さな上顎歯列を拡大して叢生をなくして、下顎の歯列に合わせる。
2.上下顎の抜歯をして、大きな下顎の歯列を小さくし、上顎の歯列に合わ
  せる。
この二つが考えられます。 
お口元審美性や、結果の安定を考慮して方針を決めています。


●患者さんのご感想 

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治療の進め方や、現時点の結果について
  最初は費用のことがとても心配でした。
  でも最初の説明がキッチリしていて決心できました。
  期間は思ったより短かく、あまり痛みもなくてあっという間でした。

先生への言葉
 治療以外のことでもメール相談にのっていただき、すぐに回答も
 いただいて安心して通院できました。
 また、大雨の日や子ども連れで来院でも親切に声をかけていた
 だけました。 京都からの通院でしたが、安心して続けることがで
き距離も苦にはならなかったです。

     


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